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世界三大美果マンゴー

 自宅の小さな庭に、10年前に札幌から持ってきたスズランが可憐な花を咲かせています。確実に増やしながら。野性は強いなあ、と感心します。

 4月1日に入社した新入社員が、最初に経験する繁忙期の洗礼がゴールデンウイークです。
特にランチ、ディナーのピークタイムのキッチンでは、ベテランのパートさんの顔も緊張しています。お客様の注文数も多く、10分以内提供にこだわっていますので、真剣そのものです。
 その中で、お店の新入社員には、毎年のように聞かされるこんなシーンもあるのです。

あるお店のキッチンです。一品ラインにいた、まだ完全に仕事の波に乗れない女性の新入社員が、オーダーのスピードについていけず、手が止まり、べそをかきはじめます。
 それに気づいた女性のチーフが、鮨ラインのベテランのパートさんに何事かをお願いしています。「一品は私が引き受けるわ。あなたは鮨ラインにまわって」とチーフ。

 自分の親の年齢と変わらないパートさんが新入社員に声を掛けます。
 「どうしたの? 泣いている場合でないでしょ。お客様がお待ちよ」
「はい」べそが止まった。
 「こっちにおいで。私のそばに。いい? 私のお手伝いをして」
 「はい」少し元気になった。
 「お鮨の軍艦だけつくって。軍艦、わかるよね?」とパートさんはてきぱきとお鮨を握りながら、顔を新入社員に向け、話している。
 「はい。しゃりをくるっと海苔で巻いて上にネタをのせるものですね。つくったことあります」
 「そう。私が、いくらが何個とか、とびっこ、うに何個とか言うから。まず、私がつくるから見て」
「はい」目が真剣になった。
「ほら、こんな具合」と、パートさんはゆっくりと見せてあげる。
「わかりました。やります」
 「じゃ、さっそく、いくらを4個」
新入社員は慎重に、言われたとおり、つくります。
 「上手。上手。できるじゃない。じゃ、次はとびっ子が4個」
「はい!」すっかり元気になった。

 ステーションから「デザートに、マンゴーのご注文いただきました」という声が聞こえ、喫茶担当が「わかりました」とこたえる声も、新入社員の耳にもとらえられ、平常心を取り戻したようです。

 日経新聞、5月1日付夕刊の『彩時季』欄に「三大美果/マンゴー」というタイトルを見つけました。
 それによると、「世界三大美果」とは、筆者は見たことがない「チェリモヤ」(インカの時代から栽培され、手のひらにのる大きさ、緑色のふくろうのような表皮)、筆者も食べたことのある「マンゴスチン」(東南アジア原産)、そして、私ども和食レストランとんでんの季節のデザートメニューとして提供している「マンゴー」です。

「 ペリカンマンゴー」は、ペリカンのくちばしに似た形をしており、「イエローマンゴー」「ゴールデンマンゴー」とも呼ばれます。
 良質のビタミンAを含み、果肉の濃いオレンジ色はベーターカロチンの色で、その量はびわの2倍、柿の15倍だそうです。食物繊維も多く、美容と健康にマッチした果物です。

 とんでんのフィリピン産完熟マンゴーメニューは召し上がりやすくカットをほどこされたマンゴーそのものをはじめ、コラーゲン・ヒアルロン酸マンゴージュレ入りのマンゴージュースやフレッシュフルーツ盛り合わせ、マンゴーパフェ、かき氷のマンゴーミルク、そして、お持ち帰りマンゴーもご用意しております。
6月半ばころ、次の季節のフルーツ、北海道メロンにかわるまで、トロピカルな味をお楽しみいただけます。

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