明けましておめでとうございます。  関東は晴れの日が続いて、穏やかなお正月です。荒川の土手では親子連れで、凧(たこ)を上げており昔ながらの風景にこの国の平和を思います。 このホームページをご覧の皆様のなかには、私共とんでんのおせち料理をご家族で、三世代ご家族で、またはご兄弟のご家族とご一緒にお召し上がられた方々も多いと思います。  私の友人の一人は12月中旬、「従兄弟(いとこ)が正月に集まってくることになって、とんでんのおせちをテーブルに並べるだけで豪華になるから。自宅に宅急便で送ってもらえないだろうか」と携帯電話で問い合わせてきました。  また、12月20日を過ぎて、自宅のご近所で朝夕のご挨拶だけの方からも 「追加でもう一つ、なんとかならないでしょうか」と札幌出張中に電話が入ってきました。もちろん、オーケーです、と安心していただきました。  12月31日の宅配日に、愛知県の義姉から携帯で、「うちは来たけれど、おばちゃんからまだ届かないって。おばちゃん、毎年、楽しみにしているので調べてください」と連絡が入りました。「大丈夫ですよ。宅配のドライバーさんに直接、電話を掛けられるから、何時にお届けできるかを聞いて、折り返し連絡します」と姉を安心させました。それから1時間もたたないうちに「ドライバーさんが定刻どおりに届けてくれたよ」とまた姉が連絡してきました。  この日は会社から車で10分くらいのところにある、女性のお友達のところにも、夕暮れ寸前に、おせち料理を届けてきました。大きなお屋敷で、庭も広く、家庭菜園も彼女はやられていて、玄関に入ると、「まあ、お掛けなさい」というのです。見ると、椅子が向かい合わせになっている小さなテーブルがあり、そこにお座りなさい、と言うのです。  座ると、「おうすを点(た)てますから」と、「干菓子」(ひがし)も 用意してくださっていて、すっと、テーブルの上にお皿に盛られた最中が出され、黒文字(フォーク型の塗り物)も付いていました。  内心、弱ったな、と思いつつ「正式なお茶の作法を知りませんのでごめんなさい」と申し上げると、「気になさらないでください。ご自由にお楽しみください。封を切り立てのお抹茶をお持ちしますから」と言われ、背筋を伸ばして、ひんやりとした玄関内のお茶席で待つこと数分。  彼女の手によって、泡立てられた抹茶茶碗を手に、一応、まねごとで一回くらいお茶碗を回しておこうと思い、回してから、一口、ごくりと飲みました。封を切り立てのお抹茶は、さすがに風味が違います。「おいしいですね。じつは私、おうすが大好きなのです。11月に会合があって、静岡の掛川へ初めて行ったときに、地元おこしのようなお茶の催し物があって、そこでもおうすをいただいて来ました」と言いながら、残りのおうすを飲み干しました。 「お疲れでしょうから甘い物も是非、お召し上がりになってください」 とすすめられ、小さな最中を黒文字で二つに割って、緊張しながらいただきました。「甘かったでしょう。もう一杯、おうすを持ってきましょう」 とすすめられましたが、これ以上の緊張感は臆病者の私にはこたえるなと 思っていたところへ、助け舟のように、先ほどの愛知県の姉からの電話が携帯に入り、「すみません。仕事が入りましたのでこれにて失礼させていただきます」と、頭を二度三度下げ、お屋敷から出ました。 「うちのお庭で取れたおみかん、無農薬ですからお持ちください」とみかんまで彼女に持たされ、忙中閑あり、なんと素敵な大晦日のひと時だったのだろうと、玄関先(大石内蔵助の討ち入りのような御門)でお見送りまで受け、恐縮、恐縮の「おせち料理物語」でした。  さて、和食レストランとんでんでは、今が旬のひらめ料理をご提供中です。ひらめは、「左ヒラメに右カレイ」と言われ、両目とも頭部の左側にあるお魚です。漢字では、魚の体の状態をそのままに「鮃」と書きます。  稚魚は普通のお魚と同じで細長く、目も両側にありますが、2.5㎝くらいから親と同じ形になるそうです。  冬のひらめは身が締まって歯ごたえが良く、和食の高級食材とも言われておりますが、とんでんではお手頃の価格でお召し上がれることから、今お客様から一番のご好評を得ています。 「ひらめ刺身膳」には、春を先取りの菜の花の天ぷらも添えられています。「北海道そばとひらめの特選鮨」、「ひらめのにぎり鮨」、「ひらめのえんがわのにぎり」、ひらめを中心とした「旬鮮刺身」、「ひらめあらのすまし汁」と、ひらめ料理をお楽しみいただけます。今月、1月一杯までの販売ですので、ぜひ、お出掛けください。  また、1月8日から、真だらの白子料理(北海道店舗の名称は〃たち〃料理)が《感謝価格》で始まります。  寒い日にはこたえられない「まだらの白子(たち)鍋」をはじめ、「まだらの白子(たち)ポン酢」「まだらの白子(たち)天ぷら」「まだらの白子(たち)にぎり」「まだらの白子(たち)そば」「まだらの白子(たち)汁」と、白子(たち)料理のバリエーションも十分にご堪能(たんのう)いただけます。 従業員一同、心からのおもてなしでお迎え致します。