8月7日、北海道と仙台の七夕様の日です。  筆者の子供のころ(北海道旭川)は、5~6人で、ろうそくを灯した提灯(ちょうちん)を持って、家々をまわり玄関前で「ろうそく出~せ~、出~せ~よ~。出さないとかっちゃくぞ~。おまけに引っかくぞ~」と合唱し、ろうそくをもらったものです。  かっちゃくは北海道の方言で、意味は、そのあとで歌っている、引っかくという意味です。  空き缶に針金の取っ手を付けて、ろうそくを灯すのはどちらかと言うと活発なガキ大将グループに多かった。彼らは子供ながら、真っ黒に日焼けして、目がギラギラしていて、野心に燃えていた。それはあたかも黒澤明監督の白黒映画の世界のようでした。色白で、ちっちゃくて、臆病な私は彼らに盗賊や山賊のような恐さをおぼえたものです。(笑)  七夕の日の「お屋敷まわり」でもらえるのは、いつのころか、ろうそくではなく、駄菓子に変わっています。  札幌に住んでいる私のガール・フレンドは毎年、七夕の夜に浴衣を着た可愛い孫のような小さい子たちが、提灯を下げて訪ねてくるのを楽しみにしています。どこのお宅にも負けないほど、たくさんのお菓子を用意して今か今かと少しドキドキしながら待っているのだそうです。  8月7日は立秋で、季節の暦ではこの日から秋に変わります。秋に変わると言っても関東はとても暑い日が続き、手紙の挨拶も「暑中お見舞い」から「残暑お見舞い」に変わります。  今年は梅雨明け宣言後、ぐずぐずとはっきりしない日が続き、夏特有のカラッとした日が数えるほどしかありません。 それでも何が夏らしいかと言って、蝉の鳴き声の暑苦しさ、騒がしさです。その蝉の鳴き声を聞き分けていくと、カナカナカナ…とヒグラシの鳴き声が混じって聞こえます。そこに涼しさを感じる時があります。ヒグラシは名前のとおり日が暮れるころ鳴くからです。もう日が暮れますよ、と知らせているのです。  もうすぐお盆。お盆には久し振りにお会いする方も多いと思います。会えば、親しみがほのぼのと、よみがえって来ます。  とんでんでは、今が旬の「いわし」メニューが今年は順調に入荷しております。  そして、おすすめは、北海道の夏が旬の時鮭(トキシラズ)メニューです。時鮭は、卵、白子を持つ前の若い鮭で、そのために脂のうま味が身にしっかりと残り、この夏ならではの絶品のおいしさをお召し上がりいただけます。この時鮭を刺身、お鮨、天ぷら、フライでお楽しみください。  従業員一同、皆様を「心からのおもてなし」でお迎え致します。