5月のゴールデンウイークも終わり、ハナミズキ、ツツジの花と入れ替わるようにウツギ、卯の花が咲き始めました。  陰暦卯月(4月。新暦で4月25日から5月23日)に咲き始める花なので卯の花とも呼ばれています。

 茎が中空のため、空木(うつぎ)と名づけられた花木です。庭の生け垣で多く見かけます。 近づいて花びらを見ると、5弁の桜の花を小さくしたような白い可憐な花でした。

 北海道で育った筆者は見たことがなかった花で、これが世に歌われる、と言っても、今は小学校で歌っているかどうかはわかりませんが、『夏はきぬ』の一番の歌詞「卯の花のにおうかきねに 時鳥(ほととぎす)早もき鳴きて しのび音もらす夏はきぬ」と歌われる卯の花とは、この花かと思ったものです。今でも、月に1度の割合で札幌に出張で行きますが、札幌で卯の花を見かけたことはありません。

『夏はきぬ』の作詞は歌人、佐佐木信綱さん(明治5年~昭和38年)。明治29年、25歳のときに教育唱歌として発表されたものです。朝日新聞の短歌選者、歌人、日本芸術院会員、佐佐木幸綱さん(昭和13年~)はお孫さんに当たります。

 北海道から東京の大学に進学して、西武池袋線江古田駅に近い大学校舎に通ったのはもう40年以上も前。授業が終わった後、クラスメートや研究会の先輩に連れられて、よく江古田駅周辺の居酒屋に行きました。この時期、北海道では食べたことがなかった鯵(あじ)のたたきやフライがおいしかったことは今でも忘れらません。

 大学進学で東京に出て来てわかったことは、鯵は、育った北海道で言えば、ホッケやカレイのような存在で、いつも庶民のそばにありながら、おいしい魚です。

 鯵は一年中、水揚げされ、食卓にのぼりますが、日本近海物では、春から夏、ちょうど今頃が、脂が乗っておいしい時期です。

 鰯(いわし)や鯖(さば)と同じ青魚で、血液の粘度を下げ、よく言われる血液さらさら効果、目の網膜や脳の働きを活性化するDHAやEPAが豊富なことから、動脈硬化、ボケ防止にも良い食品と言われています。

 とんでんでは5月14日より、近海より産地直送で取り寄せた生あじのメニューをこの一番おいしい旬の時期に提供致します。 鯵の刺身をメインに、小鉢は3種で鯵フライ、鯵のほねせんべいのマリネ、煮物、茶わんむし、ご飯、味噌汁、漬物がセットの「あじ御膳」。あじ、いか、さけ、まぐろ、えびを一盛りにした豪快な「旬鮮刺身膳」もおすすめの一品。

 とんでんの〃北海道そば〃はお馴染みとなっていますが、関東の店舗は摩周そば、北海道の店舗は黒五穀そばと地域によって違いますが、あじの巻き鮨と組み合わせた「あじ鮨」をセットしたメニュー、大ざるそばとえびとかにの天ぷらをセットしたメニューの2品もぜひお試しいただきたいお品です。

 そのほか単品の「あじのサクサクサラダ」「あじ鮨」「あじフライ」「あじのにぎり鮨」と、一番おいしい時期の鯵メニューを7月15日までいろいろとお楽しみいただけます。 なお毎年、この時期、期間限定の北海道の幸「ホワイトアスパラのサラダ」は収穫が始まり次第、開始させていただきます。

 どうぞ、連休後も新鮮な鮮魚メニューをご用意しておりますので、ご来店をお待ちしておりますし、5月10日(日)の母の日は、特別メニューをご用意しておりますので、ご家族そろってのお出でをお待ち申し上げております。