4月も10日になり、関東の桜並木は花吹雪です。並木道が桜の花びらで埋め尽くされています。まさにこの世にありうべからざる幽玄のおもむきがあり、背筋がぞくっとさえします。  散り行く桜を惜しむように、並木道の花吹雪の中で若者や、小さなお子様を連れた親子、あるいは三世代で敷物を敷いて陽気に花見をしています。 落ちた花びらを手のひらですくい、また、ぱっと散らせたりしています。 ぜいたくな花遊びの風情(ふぜい)のようで、心もほころびます。  このところの関東は暑く、日中、摂氏25度にもなり、窓を開け放ち、団扇(うちわ)であおぎながら仕事をする事務所風景に、早、夏さえ感じさせます。ほんの4、5日前まで肌寒かったのに不思議な感じがします。  桜が散るのと替わって、花水木(ハナミズキ)が咲くのですが、その花水木のつぼみが開き始めています。赤いツツジも咲き始めました。 今は朱モクレンも見ごろですが、海棠(かいどう)の花が見事です。ピンクの花盛りの花蘇芳(はなずおう)にも目を奪われます。  ピンクと言えば、荒川のサクラソウ群生地も、さいたま市に住んでいればこそ身近に見られます。サクラソウと共生する、さ緑の広大なノウルシの群生と満開の桜、黄色のレンギョウと桜も写真におさめてきました。 荒川に寄り添う野はあくまでも広く、のびやかでした。  関東の何が好きかと言って、年中、花が絶えないことです。 「ねえ、桜ます、食べた?」と社内でも、話題もちきりの新メニューの「桜ます」。  桜が咲く頃、日本海で漁獲されるので「桜ます」と呼ばれ、北海道生まれのとんでんは、函館港にだけ水揚げされた「桜ます」を関東と北海道の全店にお届けしています。 「桜ます」の名前の由来ともなっている、桜色の身質もあざやかです。 『北海道/春の味めぐり』メニューの中で、「桜ます」はお刺身、にぎり鮨、巻鮨、押し鮨、カルパッチョ、あら汁のバリエーションをお楽しみいただけます。 「桜ます」とセットの北海道そば、春の北海道産グリーンアスパラと筍の天ぷらもおすすめです。  北海道の桜は4月末から5月のゴールデン・ウイークが見ごろです。それに合わせるように、北海道店舗のセットのおそばは「桜そば」です。 メニュー名も「桜だより」「桜づくし」と洒落ています。 『北海道/春の味めぐり』メニューでは、北海道オホーツク海産浜茹で毛がにもおすすめで、この時季ならでの旬のおいしさを堪能(たんのう)できます。関東店舗ではこの浜茹で毛がにと、ずわいがにも一緒に盛り込んだ豪快なセットがお得になっています。  ほかに厚岸(あっけし)産の活あさり、日高産の真つぶ貝、苫小牧産の生ほっき貝メニューも取り揃え、食の話題も豊富な『北海道/春の味めぐり』メニューです。  皆様、どうぞお誘い合ってご来店いただきまして、とんでんで「春の味」をお楽しみくださいませ。