アメリカの証券会社の破綻(はたん)から株価の暴落が止まらず、アメリカがくしゃみをすれば風邪を引くと言われる日本も連動して株価の暴落が始まっているし、経済の悪化が世界に波及している。  かつて伝説のジャンケン王だった(ホームページ2007.5.20掲載)営業部のG部長は今、営業部長として店長に直接、メールを発信して自分の思いを伝えることがある。 「お客様がいらっしゃらないのはこの悪い経済のせいではなく、お客様をお迎えできる体制、心ができていないからだ!」と、がつんとぶつける。厳しい。だが、G部長のメッセージは「理」にかなっているし、何よりも「熱い」ものを感じさせ、店長たちの脳と心を揺さぶる。  たとえば、お客様をお迎えする体制とは、と次のようなメール発信から始まる。 「お客様にご来店いただいた瞬間(それは、とんでんの敷地内に入った時からはじまる)を店内から確認できる店舗とできない店舗があるので、そこまでは問わないが、ピークタイムであろうと、アイドルタイムであろうと、お客様が玄関ドアの2枚目を開けた瞬間に、従業員がどう対応できているかということが、店長が想像している以上にとても大事なことなんだ。聞こうとしないから聞こえないだけで、お客様が開けるドアの音は、耳と足の裏で聞け! しかも、その時から3秒以内が勝負、その3秒以内がお客様のお店に対する印象の分かれ目であることをしっかりと脳と心にたたきこんでおけ!」  そして、こう続ける。 「お客様が玄関を開けて入店時に気づかれない、放っておかれるさびしさを心の底から感じ取れない者は、サービス業には向かない。さっさと、気をつかうことがまったく不要な次の仕事(そんな仕事があるとは思えないが)を探したほうが良い。  特に、季節のメニューを載せた新聞折込のチラシをご覧になって、このお店はおいしいものを食べさせてくれそうだ、と期待されて初めてご来店のお客様であったなら、入店時に気づいてくれない店舗なんて、そのあと食事をしたって、どれほどつまらないものになってしまうことか。むろん気づくのに5秒も過ぎてしまったら、二度と来たいとは思わないだろう」  だから、 「たとえ、ピークのど真ん中であっても、お客様が入店されたら、3秒以内にお客様の耳に、心に届く声で、『いらっしゃいませ』と安心していただくこと。ここから、お客様と私達のドラマは始まるのだ」と。 「サービスとは、その意味で”一発勝負”なのだ。お客様のお店に対する第一印象は3秒で決まる!」と結論づける。  サービス業とは、毎日が精神修行のようなものでもあり、心が深くなければ、お客様をおもてなしすることなど、簡単にできることではないのだとG部長は店長の心を目がけて訴えています。 「経済が厳しいときだからこそ、なおのこと、とんでんを選んでよかったと思っていただける仕事ができているか!」と、G部長は毎日のように 個別にもメール送信をしています。  心を眠らせないように、そして自分もまた生きてきて良かった! と言える瞬間を持ってもらうために…。