前回につづいて、新入社員導入研修における、G営業部長の熱いメッセージの部分その③をお贈りします。  〇…店舗には店長をはじめ40名~50名、多い店舗では60名以上の従業員がおり、年齢層の幅の広い従業員さんで、若い人で言えば高校生のアルバイトさんからおります。

 幅広い年齢層の中に新入社員として配属されますので、やはりしっかりとした挨拶、返事、そういったものが大事になっていきます。第一印象というのは非常に大事です。

 サービス業としても第一印象は大事です。とんでんを利用されていないお客様が初めてとんでんを利用されたとき、いらっしゃいませの笑顔、発声の第一印象で、イコールとんでんを評価してくれますから、このことは本当に大切なことなのです。

 新入社員の皆さんも、店舗に配属されましたら明るく、はきはきした声でしっかり挨拶をして、しっかり明瞭な声で返事をしていただきたい。

 皆さんが店の中で誰にも負けないことというのは一つだけあります。

 導入研修を終えて、初出勤お店に入っていく時、40~60名いる従業員の中へ、誰にも負けない一番の元気で店に入っていけるからです。

 店舗にはそのことが新鮮なことで、良い意味でも刺激をあたえ、店舗を活性化してもらえるきっかけにもなる、と感じています。挨拶は仕事をする者が身につけなければならない「最低の礼儀」です。返事は「やる気」です。

 店舗に配属されてからもいろいろなことで壁にぶつかることがあると考えます。けれども、仕事は、うまくいかないからおもしろいんだ、と思ってほしいのです。簡単に自分の目標が達成してしまえば、何もおもしろみがないんだ、と思ってほしいのです。

 自分の目標をどこに置くか、その目標に対してうまくいったか、いかなかったかという時もあるでしょうが、やはり志(こころざし)を高く、目標を高く持って、だからこそ壁にぶつかって目標が達成できなかった、仕事がうまくいかなかった、でもだからこそ仕事というのはおもしろいということがあとあとわかっていきます。

 例え話になりますが、ゲームでも攻略本を見ながらゲームをすると、こんなおもしろくないものはありません。いろいろなことを考えながら、いろいろなことを模索しながらゲームクリアに向かっていくからこそやり遂げた達成感があるのです。「やってやった!」というやりがいがあるからこそ、おもしろいのです。仕事もうまくいかないからおもしろいのです。 特に一番、心に置いて行動してほしいということでお願いしたいことなのですが、人生成功の最大公約数は積極性にあり、と言われています。

 先ほど社長から1年目でできない失敗をたくさんしなさいと、それだけ積極的に進んで失敗をするぐらいの気持ちで、いろいろなことに挑戦していってもらいたい。

 仕事は教えられるものではない、与えられるものでもない、自分で吸収していくものだ、自分で盗んでいくものだ。

 私が入社した当時は、仕事は見て覚えろ、見習えということを何度も先輩社員に言われたものです。

 一つのことをやるにしても、与えられたことをやるにしても自分自身で積極的に仕事の幅を広げていく、視野を広げていく、知識を深めていく、なおかつ自分自身の積極的な行動が自分のためになっていく、自分の成長の養分になっていくことなんだということも認識していただきたい。

 ここにいる50名の研修生は同期の仲間でもあります。仲間ですが、同じスタートラインについた競争相手です。

 仲間でもライバルなんだということをしっかり認識してもらいたいのです。でも『されど仲間』なんだ、ということもしっかり心にとめておいていただきたい。

 同じ日に入社した仲間ですから、いろいろな意味での競争もしてもらいながら、いろいろな意味で横のつながりを持っていただきながら、決して傷のなめ合いではなく、良い意味での激励をする、相談をしたり、相談に乗ったりする大切な仲間になっていただきたい。

 これからそれぞれの店舗に配属され、仲間でもある他の方々の仕事ぶりや成長ぶりは目に見えませんが、互いに仲間の活躍を信じて、自分はどうなりたいのか、自分はどこに目標を置くのか、そのことをただ一点、ぶれさせないことです。

 これから先、店舗に配属されていろいろな壁にぶちあたるでしょう。

 仕事に対しての壁、人間関係に対する思い、悩みというものもあるでしょう。しかし、自分一人で悩み苦しまないで先輩社員、店長、あるいは同期の仲間にも相談しながら、一人も欠けることなく、皆さんに、チーフ、店長、マネジャー、次長、部長という幹部職になっていただきたい。

 ただし、自分に甘えて、自分に負けて怠けたい、休みたい、楽をしたいと思ったら、この競争社会の中では通用していかない、厳しくも、おそらく生きてもいけなくなるだろうということも合わせて皆さんにお伝えしておきます…〇  窓の外の満開の桜が、そよ、と揺らいだ。